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2016.03.31

マルケスとロッシの因縁の行方は? レギュレーションの改正は?

MotoGP TALK 2016-vol.1-2016シーズンも波乱の展開必至!

いろんなドラマと遺恨(?)を残して幕を閉じた昨シーズンのMotoGP。ライダーの人間模様だけでなく、タイヤ変更やECUユニットの統一など、トピック豊富な2016年の見どころを二人が語り尽くします!

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四強時代が続いているが……

河西 2016年、セパンでのプレ・シーズンテストが終了したタイミングで、今年のMotoGPトークを始めたいと思います。まずは昨年を振り返りつつ、今年はどんな展開になるかを予想したいのですが。

中野 去年はロッシとマルケスの2人に、最後は全部持って行かれちゃった年でしたね(笑)。チャンピオンを獲得したロレンソはもちろん、ペドロサも後半は何勝かしていたのに、あの2人の話題ばかりで。

河西 そうですね。世間の注目は、あの2人に集中してしまいました。

中野 前半戦は、レギュレーションで有利だったこともあって、ドゥカティ勢がなかなか元気が良かったですね。でもやっぱり、ホンダとヤマハの日本勢の好調さはバツグンで。特にヤマハが安定していて、ロッシは久々のチャンピオンも目前かと思われたのですが……。まさか最後にああいうことがあるとは。

河西 日本グランプリまでは、やっぱロッシかなって感じでしたよね?

中野 ですよね。去年もずっと言ってましたけど、速さという意味では、ロレンソやペドロサの方が速かったりするんです。でもやっぱり、最終的に上位を取りこぼさない上手さ、レース運びは、ロッシのベテランの味が光っていた気がします。

hon_Repsol_2ある意味、昨年いちばん印象が変わったライダー、マルケス。13~14年の神がかり的速さは復活なるか。ヘルメットのデザイナーがアルド・ドルゥーディ氏(ロッシのメットで知られる)から変更になったこともニュースに。

河西 ペドロサは前半が本当に調子が悪くて、すわ引退か、みたいな雰囲気もあったけど、後半は見事に復活してきて。最終的には、やっぱり四強のシーズンになりましたね。

中野 去年もその前も四強と、四強ばかり強くて、MotoGP大丈夫かな、つまんなくなるかなって心配もしたけど、そんなことなかったですね(笑)。とても面白かったし、周りからも、ロッシとマルケスの件を抜きにしても、スゴイとか、おもしろいという反響が多かったです。

河西 面白さの理由は、やはり抜きつ抜かれつがあるからだと思いますが、あれは、レギュレーションがうまく機能してるからでしょうか?

中野 それはありますね。もちろん四強がライダーの中では抜きん出てるし、メーカーもワークスという差はありますけど、レギュレーションでその差を埋めようとしたのが、上手くいったところはあります。

河西 さっき挙げたドゥカティもそうだし、スズキも健闘しましたね。

中野 初年度としては大健闘です。

河西 予想以上すぎて、初年度って感じがあまりしなかったくらい。

中野 ただちょっとね、もう一つのイタリア勢である、アプリリアが苦戦していて。いちおう僕も1年いたメーカーですから(笑)。頑張ってほしいなとは思いました。とはいえ、もしかしたらメーカーの中には、2016年からのECU(エンジン・コントロール・ユニット)のソフトウェアが共通化されることを見据えて、1年前倒しで出てきたチームもあったかもしれないですね。事前にデータをとっておけば、有利ですから。メーカー側の、ルールを見越した思惑はあったと思いますよ。

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タイヤが変われば勝負も変わる

河西 今年は、ライダーの移籍で目立った話はありますか?

中野 新人ライダーでは、Moto2からステップアップした、ティト・ラバトがいます。2014年のMoto2王者ですが、2015年はランキング3位でした。昨年はタイトルこそ逃しましたが、Moto2クラスが長いですし、ライダーとしての評価はすごく高いので。

河西 時は満ちたと(笑)。ライダー陣の入れ替わりは少ないのかな。

中野 上位チームはないですね。

河西 その代わり、レギュレーションの大きな変更があるんですよね。

中野 まず、タイヤが変わる。これが一番大きいです。今までMotoGPを支えてきたブリヂストンから、ミシュランのワンメイクになります。タイヤの銘柄が変わるって、なんて言ったらいいのかな……どう倒していこうかっていうタイミングから全て変わっちゃうんですよ。単純にグリップも全然違いますし。

河西 ブリヂストンとミシュランと、イメージも含めて、どんなふうに性格の違いがあるんですか?

中野 僕は両方履いたことがあるんですが、ミシュランはどちらかというと、タイヤのグリップを上げるのはいくらでもできる、そんな自信を持ってます。タイヤメーカーの老舗ですからね。ただ、フロントタイヤのフィーリングを掴むのに、ちょっと苦労する時があって、ライダーによって使える・使えないが難しいタイヤだったりする。

河西 そうなんですか。

中野 MotoGP参戦初期のブリヂストンはその逆で、バイクを寝かせてどんどん曲げていける、扱いやすいタイヤでした。でもだんだんGPで勝てるようになり、前半より後半でベストラップを出そう……となってくると、これがミシュランみたいな性質のタイヤになってきたんですよ。これは面白いなと。

河西 たしかに興味深いです。

hon_Yamaha_2昨年、目前に見えたチャンピオンを逃したロッシだが、ファンの数では絶対王者を続けて10年以上。37歳になったMotoGPクラス現役最年長ライダー。今年は日本グランプリにも「ロッシシート」が登場予定。

中野 考えてみると、過去の最高峰クラスの王者は全員ミシュランだった。たぶん勝つためには、自然とそういうタイヤになっていくんでしょうね。ちょっと難しいのだけど、使いこなせるライダーはすごく速くなる。今回のテストでライダーのコメントを聞いてみると、僕の意見と同じだったので、あんまり変わってないんだな、と思いました。

河西 昔も今も、性格は似てると。

中野 リアのグリップは素晴らしい。だけどフロントが思ったより曲がらなかったり、フロントから滑ってしまう時がある。というのが、みんなの共通認識らしいです。

河西 そう考えると、ロッシはミシュランの経験も長いし、対応力も高い。今回のタイヤ変更には有利なのかなってイメージがあるんですが。

中野 僕もそう思ってます。ミシュランとロッシの組み合わせは、ロッシに合うタイヤを作ってるんじゃないかって勘ぐるくらいだったので。

河西 それくらい相性がいいんだ。

中野 そうなんです。あとは地味だけど結構大きな変更で、タイヤインチが16・5から17になりました。16・5って、ちょうどいい大きさみたいで、ちょっとハンドリングは重いけど、そのぶん接地面積が多くて、グリップもいい。MotoGPに合ったサイズだったんですけどね。

河西 サイズの差が乗り方の面で影響することもあるのでしょうか。

中野 あるとしたら、サイズが変わったことで、以前より身体を内側に入れづらくなる可能性はあります。

河西 マルケスが、肘を擦らなくなる可能性があるかもしれないと。

中野 いえ、テストの時に見たら、全然余裕で擦ってました(笑)

hon_Yamaha_1中野真矢さんの推しライダーで、2015年度のMotoGPクラス王者ロレンソ。勝てば勝つほど「強いけどつまらない」と言われてしまうのはナゼなのか。今年はヘルメットをHJCからシャークに変更した。

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まとめ/斎藤春子 写真/ motoGP.com、ホンダ、SUZUKI、DUCATI、MOTO NAVI

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