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2015.08.09

才能ある若いライダーを育てレースシーンを盛り上げたい

MOTORCYCLE MAN -オートバイのある人生- Vol.39 本田重樹[ハルク・プロ代表]

7月23~26日にかけて開催された鈴鹿8時間耐久ロードレース。
今年はケーシー・ストーナーの参戦をはじめ、創立60周年を迎えたヤマハの19年ぶりの優勝、チームカガヤマの3年連続となる表彰台など、例年以上の盛り上がりをみせた。

6月24日に発売された「MOTO NAVI No.77」で、ハルク・プロ代表の本田重樹氏にインタビューをさせていただいた。長きに渡り日本のロードレースシーンを牽引してきた名門チーム、ハルク・プロ。尽きることないレースへの情熱が目指す未来とは……

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3連覇をかけた8耐はチーム力で勝ちに行く

 「レースの世界は、自分の仕事の成果、結果がすぐに出る。一般社会の中で、仕事の成果がそんなに簡単に出ることはないじゃない? 俺は元来、気が短いからね。いま取り組んだことの結果が、週末に成績として出てくる。ダメならすぐに、次は何に取り組むべきかがわかる。そういうレースの世界が、仕事として凄く魅力的だし、性に合ってたんでしょうね。じゃなきゃ、こんな何十年も続けてこられなかったと思うよ」
 日本ロードレース界の名門チーム「MuSASHiRT ハルク・プロ」を率いる、本田重樹監督はそう語る。1984年にハルク・プロを設立。これまで、何人もの全日本チャンピオンを生みだしてきた名伯楽だ。65歳を迎える現在も、徹底した現場主義。レースウィークには必ず各地のサーキットに足を運び、チームの若手ライダーとスタッフたちを、強力な統率力で纏めている。
 夏の風物詩、鈴鹿8時間耐久ロードレースでも、ハルク・プロはトップ争いの常連チームだ。初参戦は1997年、本格参戦は2003年からと、8耐との歴史は比較的浅いが、6割超えという驚異の表彰台獲得率を誇っている。2013年、2014年には2連覇を果たしており、3連覇をかけて挑む今年は、ライダーに元MotoGP王者、ケーシー・ストーナーの起用を発表。衝撃のビッグニュースとして、レースファンに大きな話題を呼んだ。

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 「ケーシー本人が、8耐に出てみたいと言っていたんです。でも彼は、量産車のレースをやったことないでしょ。本人も不安だったのか、2月にテストしたいと言い出してね。急遽マシンを仕上げてセパンテストに持っていったんだけど、短い時間の中でも、やはりライダーとしてのポテンシャルの高さは充分に感じられた。その時のコメントが『マシンが重いし、遅い。でもブレーキのパフォーマンスは充分だ、遅いから』だったのは、ふざけんなと思ったけどね(笑)。MotoGPマシンに比べたら、そりゃ当然だろうって」
 元世界王者の参戦とはいえ、本田監督は「あくまでケーシーは3人体制で挑むライダーの1人」という考えで8耐に挑む。チームメイトは昨年の優勝メンバーである、高橋巧選手とマイケル・ファン・デル・マーク選手。8耐の勝利は、3人のライダーがそれぞれに、チームの1/3として実力をフルに発揮してこそ、手にすることができるからだ。
 「ケーシーとはまだ直接話してないけど、一番最初に『8耐に勝つために、お前に合わせることはしないよ』と伝えますね。ケーシーに合わせても、彼一人が速くなるだけだから。『エースライダーは(高橋)巧だし、お前が速いなら巧のセッティングで、巧より速く走りなさい』というのが、こちらの基本姿勢です。ケーシーが自分はチームの1/3だと自覚して、こちらのオーダーを100%こなしてくれたら、勝つチャンスは充分にあると思うよね」
 ライダーが偉いわけでも、チームが偉いわけでもない。お互いに信頼関係を築き、チームの輪を大切にすること。「レースは共同作業」というのが、本田監督の信念である。

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環境が整わなくてはロードレースは勝てない

 日本では珍しいロードレース専門ガレージであるハルク・プロだが、もともと本田監督は、モトクロスライダー出身だ。20代の頃は、趣味でモトクロスを楽しみながら、レーシングガレージでメカニックとして修行する日々を送った。その後、兄と一緒にホンダの販売店「Jha(城北ホンダオート)」を経営。こうした経歴のうちに、いまに至るホンダとのコネクションや、モータースポーツ界との繋がりが生まれた。
 「城北ホンダオートは普通のオートバイ屋さんで、日常でツーリングを楽しむライダーもいれば、モトクロスやロードレースのモータースポーツ系のお客さんもいました。でも限られた時間の中で、どちらにも満足のいくサポートをするのは難しくてね。もともと性格的に器用じゃないし、両方はムリだと気づいて、どちらかに特化しようと決めたんです」
 本田監督はJhaを譲渡し、ハルク・プロを設立。晴れて、オートバイレースの世界に飛び込んだ。自身が楽しむのはモトクロスなのに、仕事ではロードレースを選んだのは、自分のレース経験を通して、その必要性を強く感じたからだ。

……貴重なインタビューの続きは、ぜひMOTO NAVI本誌をご覧ください!
本誌は、AmazonFujisan.co.jpでご購入出来ます。またはデジタル版でもお手持ちのデバイスで手軽にお楽しみ頂けます。

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文/齋藤春子 写真/峯 竜也

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