MOTORCYCLE

ディスパッチライダース、Don’t you know?

ゴールドウインがリリースしているディスパッチライダースコートは、
ミリタリーの機能美と現代のファッションステージにもマッチしたライダーに勧めたいアイテムのひとつだ。

文/日越翔太(Moto NAVI)

GOLDWINのモーターサイクルウェア部門のなかでも特にスタイリッシュかつ都会的な印象のgwmaverick(ジーダブリューマーベリック)が、1940年代に活躍した英国陸軍の物資運搬部隊〈ディスパッチライダー〉が着用していた「ディスパッチライダースコート」を現代風にアレンジし、リリースした。

トレンチコートに大きな胸ポケットを付けたようなアシンメトリーなデザインが特徴的なディスパッチライダースコートは、裾がひざに達する長さながら、裾のボタンを留めることでバタつかせることなく乗車が可能。信号待ちなどの乗車中でもポケットにアクセスしやすいようパッチポケットを斜めに配するなど、従来のライダースコートの特徴的な機能やディテールを踏襲している。

生地には防弾チョッキなどに用いられるアラミド繊維を配合した高機能素材、「Dynamonus」 を用いることで、耐久性、軽量性を向上させた。また、防水透湿素材「Dermizax」をラミネートすることで、優れた防風、防水透湿性も持ち合わせている(3色展開中、ダークスレートとオーカーの2色にDynamonusおよびDermizax素材を使用)。価格はいずれも¥78,000(税抜)。

左から、ダークスレート(DS)、オーカー(OC)、ウールチェック(WC)

なお、3色展開のうちのウールチェックには、100%リサイクルによるウールを7割、化学繊維を3割混紡することで再生された「毛七」素材によるオリジナルチェック柄を採用。通常のウールと比べ高い強度を実現するとともに、裏地との組み合わせで防風性も向上しているので、ライディングシーンのみならず日常使いでも重宝しそうだ。

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