MOTORCYCLE

マックスフリッツでステキなウェア選び!

ライダー向けアパレルブランドのマックスフリッツ。
女性向けアイテムも豊富な同店で、ウェア選びに迷う女性ライダーに最適なコーデを教えてもらった。

文/日越翔太(Moto NAVI) 写真/佐藤七海(Potato Production)

SNS女子はマックスフリッツがお好き?

男女比を考えればしょうがないが、バイクウェアはほとんどが男性向けだ。さらに言うとスポーツテイスト強めのものが多い。男性向けに限ればまだスポーティなもの以外にもカジュアルなテキスタイルのものや、レザーを使ったものなどの選択肢がある。しかし女性ものはどうだ? 選択肢はあまりない。
……と、悲しむなかれ。機能とスマートさを兼ね備えた大人の男性ライダー御用達ブランド、マックスフリッツは、女性物が充実していることでも知られる。気にしたことがなかったというライダーは、ぜひ手元のスマホやPCで、インスタグラムかツイッターあたりのSNSを覗いてみてほしい。そこで「#バイク女子」なんて検索するとほら、マックスフリッツを着こなす女性ライダーがわんさか出てくるはず。そう、気づいている人は気づいているのである(そりゃそうだ)。

そこで今回、レースクイーンなどとして活動するかたわら、プライベートではバイクをこよなく愛す女性ライダー、南武果歩さんを連れて同店を訪問。ウェア選びに悩む南武さんのため、マックスフリッツ本店店長の佐田やすよさんにバイクタイプ別のコーディネートを4パターン選んでもらったので紹介したい。

for ネイキッドモデル(ヤマハSRなど)

ちょっとイカついコーディネートながら柔らかなラインも同時に表現!

店長の佐田さんをはじめ、その場にいたスタッフがみな息を呑んだのがこちらのコーディネート。バイク女子などというと甘くなりがち(ボタニカル柄だったり、ピンク色が多用されていたり……)だが、代表でデザイナーの佐藤義幸さんのスタイルがレディスにも貫かれており、メンズライクなデザインながらきちんとそれを女性の体型に合わせて落とし込んであるので、ハードさのなかに洗練された柔らかさを感じるスタイリングとなっている。
(ITEM:ジャケット/ 20周年アニバーサリームートン ¥125,400 パンツ/ハーフレザーストレッチモトパンツ ¥27,500 ブーツ/モトジョッキーブーツ ¥37,400

 

forスポーツモデル(カワサキ・ニンジャシリーズなど)

バイクに乗っているときも、降りてからもカッコよくありたい

ニンジャ250乗りの南武さんもニッコリのスポーツモデル(スーパースポーツに限らず、フルカウルのバイク一般を想像してほしい)向けコーディネートは、トラディッショナルな雰囲気のメダリオンジャケットをメインに、レザーと異素材を組み合わせたパンツを合わせたもの。バイクを降りてからが本番! と言わんばかりの品のあるコーディネートは、バイクに乗る(運転する)女性だけでなく、タンデムシートに乗るのが専門の女性にもぜひオススメしたい。
(ITEM:ジャケット/メダリオンライドジャケット ¥42,900 パンツ/ハーフレザーウォームパンツ ¥31,900 ブーツ/メダリオンジップアップブーツ4 ¥46,200)

 

forデュアルパーパスモデル(BMW GSシリーズなど)

真っ赤なウェアがアウトドアに映える!ヘルメットもトータルで考えたい

真っ赤なトレイルジャケットがインパクト十分なコーディネートは、旅感のあるスタイルで、デュアルパーパスをより引き立てる。でもやっぱり赤は派手すぎる、などと思うなかれ。着てバイクにまたがると意外なほどハマるのでぜひ試してほしい。女性は美しいバラなんだからさ(急に何?)。いまや定番のアーバンアウトドアスタイルとしても成立するので、降車後もばっちりキマる。合わせるヘルメットは、チンガード付きのオフロードヘルメットがオススメ。ゴーグル選びもまた楽しい。
(ITEM:ジャケット/ユーロトレイルジャケット¥40,700 パンツ/ダブルニーウォームパンツ2 ¥22,000 ブーツ/モトトレックブーツ/レディース ¥29,700)

 

forクルーザーモデル(ホンダ・レブルシリーズなど)

フード付きジャケットでカジュアルに。マックスフリッツのワザが冴える

南武さんイチオシのコーディネートが、こちらのカジュアル色強めのもの。バイクでスタジアムに行き、スポーツの試合を観戦、などというシチュエーションにも合致&マッチ。なお、バイクウェアにフードなんて……と思うライダーもいるかもしれないが、マックスフリッツなら大丈夫。一般道の速度域ではもちろん、高速でもかなり前傾になるモデルでなければバタつくことはない。これも代表の佐藤さんが1年中バイクに乗り、自らテストを重ねた結果。恐れ入る。
(ITEM:ジャケット/レザースリーブダウンジャケット ¥62,700 パンツ/ヒートガードスクランブラーパンツ2 ¥16,500 ブーツ/モトトレックブーツ/レディース ¥29,700)

 

カッコよく、安全に。そして自由に乗るために着たい服がある

ツーリングが好きで、一年中あちこち走り回っている南武さん。だが、そんな彼女にも悩みがあった。それは、どんなバイクウェアを選べばいいのかということ。もちろんカッコよく、そしてかわいらしく乗りたい。でも当然、安全性も蔑ろにはできない。そして予算には限りがある。そう考えたとき、マックスフリッツという選択肢がすべての項目を高い次元で満たす最適解であることを、同ブランドを知るライダーなら誰もがうなずくはずだ。
バイクウェアは機能性だけを追い求めてもつまらないし、見た目だけカッコよければいいというものでもない。たくさんの要求と制限のなか、どれだけ独自色を出せるか。そこが各ブランドの腕の見せどころである。
バイクは自由な乗り物であり、バイクに乗る格好もまた自由だ。だからこそ、乗り手の期待に沿う、一本筋の通ったウェアを選びたい。そんな声に応えてくれるブランドこそ、他ならぬマックスフリッツであることは明らかだ。

SHOP INFORMATION

マックスフリッツ本店
東京都葛飾区宝町1-1-21 伊藤ビル1F
☎03-5671-6331 FAX:03-5671-6334
営業時間11:00 ~19:00 水曜定休
maxfritz.jp