ほんとうにきもちがいいバイクセレクション #現行車編
モトナビが独断と偏見で選んだ、いま新車で買える
本当に、気持ちいい、バイクを6台吟味してご紹介しよう!
文/Moto NAVI
やっぱホンダってヤベーわ
HONDA GB350S ¥594,000
どのメディアを見ても絶賛の嵐。いやーこれは怪しいな、と思っている賢明なライダー諸兄。残念ですが、間違いです。GB350はいい。これでいい、ではなく、選んで乗りたいベーシックと言いたいバランスの良さは、さすがホンダと言わざるを得ない。本誌としては、特にこのSのパールディープマットグレーを猛プッシュ。とても今っぽいのに懐かしい。古びない良いカラーだと思う。
脳みそがついていけません
APRILIA RSV4 FACTORY ¥3,080,000
速い乗り物というのは、もうそれだけでとても魅力的に見える。新幹線然り、コンコルドだって失敗作だと言われようがカックイイ。RSV4もそのたぐいで、まぁ恐ろしいほど速い。身体の移動速度に頭がついていかないくらい。でも、何がすごいって、それで乗りやすいというころ。自分がものすごく上手になったと錯覚してしまうはず。ヤバい。けど、アガる。
排気量マウントって何?
SUZUKI GSX-S125 ABS ¥382,800
世の中には、排気量でバイクの優劣を決めるしょうもないやつがいるらしい。じゃあビッグカノン(8200cc、V8エンジン搭載)でも買って乗ってればいいじゃない。モトナビは俄然、GSX-S125を推すけどね。アクセル全開で走る喜びは小排気量車の特権。ブンブン回してガンガン走ってワハハと笑おう。近所のちょっとしたカーブがこんなにも楽しかったんだと驚くはず。
エレキのジャーマン若大将
BMW C EVOLUTION ¥1,590,000
バイクじゃない。もっとこう、地表を滑るサーフボードみたいなもの。BMWの電動スクーター、Cエボリューションはそんな特別な乗り物だ。自由に移動するという点でのみ既存の内燃機関を積んだバイクと共通するだけで、その意識のベクトルは違う方向を向いている。たとえば深夜の信号待ち。 何も聞こえない。その静寂に気づいたとき、新たな価値観に気づく。
一周まわっていい感じ
HARLEY-DAVIDSON FORTY-EIGHT ¥1,589,300~
2010年の登場時、既存のハーレーオーナーはもちろん、クルーザーに興味がなかった層までをイッキに振り向かせたフォーティーエイト。ロー&ロングなスタイルながら、乗ると軽快さも兼ね備えたイケメンだが、その人気ぶりに食傷気味なライダーもいたはず。しかし、11年経って改めて眺めると、支持されたのも納得のカッコよさ。それは素直に認めるしかない。
地に足をつけて冒険を
MOTO GUZZI V85 TT ¥1,496,000
後発だし、間違ってもアドベンチャーモデルの定番とは言えない。しかし、乗ればわかる魅力がある。それがV85 TTというバイク。みんながみんな道なき道を走るわけじゃない。日本ならむしろオンロードのみ、というライダーが大半だ。だったらパワーも速さも価格もそこそこなのがいい感じ。ルックス含め、「わかってて選んだ」感アリアリ。うわついてないもん。