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2015.12.03

オートバイに乗るときだけ入るスイッチがある

MOTORCYCLE WOMAN -オートバイのある人生- Special 古澤 恵[モデル]後編

MCman40-0120ドラッグレースマシンは、メイズモーターサイクルがエンジンや外装をイチから組み上げた彼女だけのスペシャルな一台。参戦3年目となった今年は表彰台も獲得。『PROSTREET CLASS』の年間ランキング4位の成績を残している。

 どんな車輌も、危なげなく乗りこなすライディングセンスや、絵になる走行スタイルを買われ、さまざまな雑誌や広告で活躍してきた。ミニバイクレースへの挑戦や、オフロードイベントに参加したりと、あらゆるジャンルのバイクに仕事で乗れるのが嬉しかったと語る。念願だったという、水着とバイクのグラビア企画も実現。一日で800㎞を走る四国ツーリングなどハードなツーリング取材もあったが、その疲れもバイク旅の一部として楽しんだそうだ。
「よく、好きなことを仕事にすると辛くなるって聞くけど、バイクは全然キライにならないですね。逆に、いろんなバイクに乗れてラッキー、というか。いろんな場所に行けるし、楽しい思い出しかないなぁ」
 バイクの仕事を始めて、レースクイーン時代とはファン層も変わった。ツーリングで立ち寄ったパーキングなどで、見知らぬライダーから声を懸けられることも珍しくない。
「それにここ1〜2年、女性やファミリーでファンになってくれる人がすごく増えました。イベントで女の子からの人気を感じることも多いです。去年結婚したことで、親近感を持ってくれたのかもしれませんね」
 ちなみに、ぐぐちゃんの旦那さんは、トライアルライダーの野本佳章選手だ。結婚式では、野本選手が低空バックフリップを披露したとか。プロ選手がすぐ隣にいる環境になったことで、日頃からトライアルレッスンを受けていかと思いきや、案外そうでもないらしい。
「最初の頃は教わったりもしたんですけど、自分ができる人なんで、教え方が『アクセル開ければできる』みたいに適当なんですよ。私はもっと細かく教えて欲しいから、イラッとして、もういい!って(笑)。バイク乗りって人の言うことを聞かないし、自分の好き勝手に動きたがる面倒くさい人が多いので、お互い様かもしれないですけどね(笑)」

MCman40-0005

いちばん憧れるのは鉄人・賀曽利さんの走り方

 昨年末には、新たな愛車としてYZF-R1(09年式)が仲間入りした。体力があるうちに、スーパースポーツを乗りこなしたいと考えての購入だったが、特に狙っていた車種ではなかったというから驚きだ。
「本当は、GSX -R750が欲しかったんですよ。リッターSSなんて街中で乗りこなせないだろうし、スズキの750って、ちょっとマニアックでいいな、と考えていて。だけど、たまたまR1の状態のいいのが出てきたので、これはこれでいいなと思って、買っちゃいました」
 乗る車種やジャンルにこだわりはなく、購入する時の決め手はルックスとタイミング次第。オフ車、アメリカン、スーパースポーツと、ぐぐちゃんの愛車遍歴は、自由自在というか、ある意味脈絡がない(笑)。
「そうそう。ナゾですよね(笑)。次々にいろんなことに興味が沸いて仕方ないんですよ。浅く広くなんですけど、知らずに終わりにしたくない。バイクの楽しみ方も、いろいろあるじゃないですか。街乗りする時は、ファッションも含めてやっぱり格好いい方がいいし、1日800㎞走るような過酷なバイク旅も、やりきった達成感が味わえるから好きだし。いろんな楽しみ方があるから、バイクはやめられないんだと思う」
 今年5月には、憧れのアメリカツーリングも実現した。ラスベガスに始まり、モニュメントバレー、ルート66、グランドキャニオンと、アメリカ西部を走った9日間の旅。
「みんなに『アメリカは景色が変わらないから飽きる』って言われたけど、私はずーっと飽きなかったんですよ。景色が凄すぎて、そんな飽きるヒマもなかった。それに、日本をもっと走りたくなりました。アメリカに行ったら、日本がつまんなく感じちゃうのかなって心配だったんです。だけど、むしろ私は日本のこと全然知らないんだな、と思って。だから海外をもっと走る前に、一度日本を全部制覇してみたいですね」
 その考えに拍車をかけたのが、あるバイクイベントで出会った、旅人・賀曽利隆さんの存在だった。〝鉄人〞の通称で知られる賀曽利さんは、バイクでのアフリカ大陸一周を皮切りに、世界中を旅してきた人物だ。30歳からは国内にも目を向け、68歳になる現在まで、テーマを変えた日本一周を何度も達成している。
「今年、初めてお会いしたんですけど、いま一番憧れの人です。世界をさんざん走ってきた方なので、『日本が小さく見えませんか?』って聞いたら、『いや、日本はまだまだ楽しいんだよ。もっと走りたい』って言ってて。めちゃくちゃ格好いいですよね。いろんな日本の見方があるし、いろんな道がある。賀曽利さんはそれを知って言ってるんだと思ったら、自分はまだまだだなって」
 だから、いま一番やりたいことは日本一周だ。乗りたいバイクは次々出てくるし、旅をしたい場所もどんどん増えていく。「でもこれから子供も欲しいし、女って大変ですね」と言って、ぐぐちゃんは笑う。
「私がバイクを好きなのは、たぶん普段と違う自分になれるからだと思う。普段は結構スカート履いたり、ヒールを履いたり、女っぽい格好をするんですよ。でもバイクに乗る時は、ジーパンとか、革ツナギとか、男っぽい格好になる。そのギャップは楽しいです。乗るまでは怖いけど、乗っちゃえば楽しいし、ワクワクする。なんでこんなに好きなのか、上手く言葉にできないけど、バイクを降りるのは考えられないですね」

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古澤 恵/MEGUMI FURUSAWA
レースクイーンからモデルの仕事を始める。『バージンハーレー』、『東本昌平 RIDE』など多数のバイク雑誌に登場するほか、TV『大人のバイク時間 MOTORISE』(BS11)にアシスタントとしてレギュラー出演中。現在の愛車はハーレーダビッドソンFXR-S、ホンダCRM250、ヤマハYZF-R1。2013年からドラッグレースシリーズ『V-TWIN DRAG ASSOCIATION』に参戦している。

文/齋藤春子 写真/峯 竜也

→MOTORCYCLE WOMAN -オートバイのある人生- Special 古澤 恵[モデル]前編

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