MOTORCYCLE

新型ハヤブサ、ついに出た!

スズキが誇るフラッグシップモデル、ハヤブサが
新型に生まれ変わって戻ってきた!
何が変わって、何を変えなかったのか? 気になるその概要をお届けしよう!

文/Moto NAVI Cars

2月5日、スズキのフラッグシップであるメガスポーツ系バイク、Hayabusa(ハヤブサ)が全面改良され、2月末ごろより、ヨーロッパや北米、そして日本など世界各国で順次販売開始することが発表された。

1999年に登場した初代から数えて3代目となる新型は、なんとじつに13年ぶりのフルモデルチェンジを実施。初代から続く開発コンセプト「Ultimate Sport(アルティメット・スポーツ=究極のスポーツバイク)」のもと、高い空力特性を持つ独特のデザインや優れた走行性能をさらに進化させた。

これまで同様、ひとめでハヤブサとわかるデザインは、曲線を多用した流麗なフォルムに、これまた丸みを帯びた大胆な面を組み合わせ、さらに要所要所にエッジを効かせた唯一無二のもの。この存在感あるスタイリングに、フロントフェイス左右の吸気口やボディー側面、リヤまわりにメインの車体色とは異なるアクセントカラーを用いたツートーンカラーを採用している。

また、吸気口のふちにはポジションライトを組み込んだターンシグナル(ウインカー)を、スズキの二輪車では初めて採用した。

気になるエンジンは1340ccの直列4気筒で、電子制御スロットルの採用や吸排気の機構変更などにより、低中速域における出力とトルクを向上しながら空力特性を追求することで、その高速性能はそのままに新しい排ガス規制のユーロ5に対応(欧州仕様車)。

新搭載の電子制御システムS.I.R.S.(スズキ・インテリジェント・ライド・システム)には、出力特性やトラクションコントロールや、エンジンブレーキコントロールなど5つの制御を設定パターンから選択できるSDMS-α(スズキ・ドライブ・モード・セレクター・アルファ)を搭載したほか、設定速度を超えないようにするスピードリミッターを二輪車で世界初採用。

各種の電子制御のモード数を多く設定することで、街乗りからツーリング、サーキットまで、さまざまな走行シーンやユーザーの好み、技量に対応できるようになっている。

気になるスペックは下記のとおり。
全長×全幅×全高=2180×735×1165(mm)、ホイールベース=1480mm、装備重量=264kg、エンジン型式=1340cc 4ストローク水冷直列4気筒、最高出力=140kW(190.3ps)/9700rpm、最大トルク=150Nm(15.3kgf・m)/7000rpm、燃費=14.9km/L(WMTCモード)

その他装備等の詳細はスズキ公式サイトにて。