ヤマハ乗りがヤマハミュージックレッスンを体験! #1
ヤマハミュージックレッスンに、ヤマハ車オーナーが体験入学。
楽譜も読めない40歳のリアルな体験記。その初回「エレキギター編」をお届け!
※こちらの記事はモトナビNo.120に掲載したものを再構成したものです
文/日越翔太(Moto NAVI) 写真/安井宏充(Weekend.)
ギターなら弾ける! そう思っていた時期もありました
ヤマハ(のバイク)に乗っているから、ヤマハ(音楽のほう)に行って体験授業を受けたい――。そんな思いつきでしかない企画を記事にしよう、というわけでノリで企画し、勢いでヤマハミュージックレッスンを運営するヤマハ音楽振興会に企画を持ちかけたところ、ふたつ返事で取材に応じてくれることに。
そこで自らを被験者とし、「モトナビ読者が好きそうなエレキギター、サックス、そしてドラムのレッスンを受けに行く」という企画を実現させたバイク雑誌「モトナビ」編集長ヒゴシです。はいそうです。職権濫用です。
部活はやっていたものの、楽器や習字、そろばんなどの習い事や塾とは無縁の人生だったので、何かを習うことへの淡い憧れがありました。そんなヒゴシが今回、東京・目黒にあるヤマハ音楽振興会にて特別レッスンを体験できることになるなんて、ありがたき幸せ。
とはいえ、楽譜すら読めない40男が音楽教室なんて楽しめるものなのか。そして、楽器演奏をバイクに続く新たな趣味とすることはできるのか!? というわけでまずは1限目。エレキギターに挑戦!
エレキギター。唯一弾ける楽器と吹聴していたけれど、よく考えれば、僕はフォークギターを独学で弾いていただけの男。エレキギターも持っているとはいえ、やっ ているのはコードを押さえてジャカジャカやる程度。つまり、エレキギターをエレキギターとして弾く、という行為にちゃんと取り組んだことがなかったのだ。
そんな僕に講師の山田 豪センセイはエレキとは何たるかをイチから教えてくれた。パワーコードってそゆことなのね。なるほどなるほど。単語としては知っていても、その仕組みはあまり理解してなかったもので……。
さらに自分では気づいていなかった弦を押さえるときのクセ(ギターのネッ クに対して手首を巻き込みすぎていて、4弦から下が押さえにくくなっている)を指摘してくれた。言われてみれば確かに指とネックの位置関係がセンセイと違う。 これは習わないと気づかないな。習ったことと染み付いたクセでぎこちない僕にセンセイは繰り返す。
「ギターは自由。楽しければいい」と。
うわ、なにそれカッコいい! 五臓六腑に沁みる! やはりバイクもギターも自由の象徴なのだ。
実際にギターに触れながら、伴奏に合わせてストロークしたり、チョーキングを練習したりと大充実のひととき。なまじ弾けると思っている楽器だからこそ、基本に立ち返って(そもそも独学なので基本も何もないが)教えてもらえるのはタメになる。気付いてない自分のクセや、上手く弾くコツ、そしてどう楽しむかを和気あいあいと教わった。
なお、センセイとヒゴシが使用しているギターは、カフェレーサーに着想を得て開発されたというヤマハのREVSTARというモデル。自宅にあるギターは、20年前にヤフオクで手に入れた70年代の国産エレキギター(送料込み1.5万円くらいだった)だが、それと比べると弾きやすさがぜんぜん違う。ろくにメンテされてない足バイクと、きちんと整備された現行車くらい差があるなこりゃ。
というわけで、2時限目はサックスに挑戦。
こちらからどうぞ/ヤマハ乗りがヤマハミュージックレッスンを体験!#2「サックス編」
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