MOTORCYCLE

ヤマハ乗りがヤマハミュージックレッスンを体験! #2

ヤマハミュージックレッスンに、ヤマハ車オーナーが体験入学。
楽譜も読めない40歳のリアルな体験記。2回目は「サックス編」をお届け!
※こちらの記事はモトナビNo.120に掲載したものを再構成したものです

文/日越翔太(Moto NAVI) 写真/安井宏充(Weekend.)

※全3回のうち2回目/#1 エレキギター編#3 ドラム編を読む

そもそもサックス自体、初めて見た気がするレベル

エレキギターの山田センセイにセンスがいい! と褒められ(社交辞令であっても真に受けたいな byミスチル)、ウッキウキでお次のサックスのレッスンに突入。

改めて考えると、サックスを吹ける友人は身のまわりに何人もいるのに、僕自身はサックスそのものをちゃんと見ること自体、初めてな気がする。吹奏楽部が♪サルゴリラチンパンジーって吹いてる楽器だっけ? あれは違うやつ?

とにかく初めて間近に見るサックスはカッコいい。複雑に入り組んだ金属があちこち動く感じは、バイクの駆動部を見ているかのようだ。

講師の大沼沙織センセイはほんわかした雰囲気で、ガチ初心者ヒゴシにサックスの持ち方やマウスピースのくわえ方から教えてくれる。初心者は音を出すこと自体難しいと聞いていたとおり、確かにこれは勘どころをつかむのが難しい。ブ~ゥと一時的に音は出せても、気を抜くと空気がもれる。そこで焦って息を強く吐くとやっぱり出なくなる。落ち着け。ブ~ゥ。スー。ブ~ゥ。

センセイいわく、「すぐに音を出せるのもすごいし、自分ですぐに修正できるのもすごいですよ!」
え? ほんと? マジで? いやー、僕ね、誉められて伸びるほうなんスよ、ゲヘヘ。
最後はセンセイとセッション。こっちはただ決まった音を出すだけだけど。センセイの演奏と合わさることで、ただの音が曲に昇華する。音が出るだけでこんなに楽しいとは!

サックスは新しい楽器(19世紀半ばに誕生)なので、まだ研究の余地が多いらしく、一般的には真鍮製のネジ類を、チタンなど別の金属に変えることで音の響きを変える……なんてカスタムが存在するそうだ。もはやバイクやクルマの世界と同じじゃないの! ほかにもストラップやリガチャー(マウスピースにリードを固定する器具)選びなど、こだわるライダーの心をそそるディテールばかり。
いやーこれは面白いと、サックスという楽器のハード面についてあれこれ質問攻めにする。その流れでメンテナンス方法について尋ねていたところ、斜め上の答えが返ってきた。

「サックスは金属以外の素材も使われてるので、一緒にお風呂には入れないんですよ、うふふ」。
……センセイ、その発想はなかったです。
※トランペットなどの全てが金属でできている楽器は水洗いが可能なため、浴室で洗う人もいるそうです。知らなかったのでビックリ。

というわけで体験記もいよいよ次でラスト。3時限目はドラムに挑戦! 果たしてヒゴシの手足は上手いこと動いてくれるのか!?

つづきはこちら/ヤマハ乗りがヤマハミュージックレッスンを体験!#3「ドラム編」

初回はこちら/ヤマハ乗りがヤマハミュージックレッスンを体験!#1「エレキギター編」