40半ばのシェフがおんぼろバイクでサーキットを目指す件 #5
なんとかエンジンのオーバーホールを終えた
元モトナビ編集部員であり現イタリアンシェフのトミヤマ。
XS-1の解体で涙を流していると突然救いの手が!
文/冨山晶行(トラットリア築地トミーナ) 写真/冨山晶行 アドバイザー/後藤 武 協力/新関律雄、池上浩平、新井洋一
ボルトひとつまともに外せないなんて。
※前回までの流れはこちらでチェック
40半ばのシェフがおんぼろバイクでサーキットを目指す件 #4
まだまだXSがバイクのカタチになる気配がないまま、焦りを感じているトミヤマ。まったくバイクに興味のないマイ・ファミリーから、「サビの塊」や「白い粉の吹いた金属」をニヤニヤしながら愛でているオトーサンに「それ、本当にバイクなの?」と嫌悪感たっぷりの視線を注がれるのも無理のない話。先日はサビだらけのパーツを店のシンクでサビ取りの薬剤に漬け置きしたところ、翌朝店のスタッフにめっちゃ怒られました。サビているというだけで、ドリアンのような扱い。食べるとうまいのに。つまり、オーなーシェフなのに肩身が狭いってことです。
ボーっとしている暇はない、とゴトーさん。まずXS-1を解体し、フレームを綺麗にしてエンジンを載せないと、開幕戦に間に合わないぞ、と。猛暑の中、ゴトー監督のもと実家の倉庫
で解体ノック開始。しかし整備経験がピカピカの小学一年生のトミヤマ、1日中ゴトー監督に「ネジ、ボルト類を外すときにナメるな」と注意されっぱ
なし。ボルトひとつまともにまわせない。しかも、工具も全く足りておらず、途中でホームセンターに買いに行く始末。エラーの連続で作業が止まる。
料理人修行時代を思い出してウルっときたのはナイショ。
XS-1を解体セヨ!
⑪SRのフロントフォークはこのまま使えそう。「フレームも錆が少なくていい状態じゃないか」と、ゴトーさんは言うが、自分にはサビだらけにしか見えない。確かに腐ってはいないけど……。とにかくどっと疲れた。
汗と涙と加齢臭にまみれて解体したフレームは、ゴトーさん曰く「結構状態がイイ」らしい。そう言われると、さっきまでサビサビに見えたものが 俄然輝いて見えるから単純極まりない。「これだけ状態が良ければ、後期型の頑丈なフレームに交換してくれる人がいるかも」というゴトーさん の提案を丸呑みして、さっそくヤフオクに出品してみた。
つづきはコチラ
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