40半ばのシェフがおんぼろバイクでサーキットを目指す件 #6
エンジンのオーバーホールを終えた元モトナビ編集部員であり現イタリアンシェフのトミヤマ。
XS-1の解体で涙を流していると突然救いの手が!
今回はホイールに着手です!
文/冨山晶行(トラットリア築地トミーナ) 写真/冨山晶行 アドバイザー/後藤 武 協力/新関律雄、池上浩平、新井洋一
迷えるオジサンの前にホワイトナイトが現れた!
※前回までの流れはこちらでチェック
40半ばのシェフがおんぼろバイクでサーキットを目指す件 #5
築地トミーナのランチタイムにLOCで知り合った新関律雄選手がご来店。お食事のあと、なんとXS650レーサーの製作で何か手伝わせてほしいとの申し出が! 新関選手は90年代初め、テイスト オブ フリーランスのDOBAR-1クラスで自作のヤマハRD400レーサーを駆り、チャンピオンになった伝説の人。恐縮しつつ、図々しくもホイールのスポーク張りの相談をしたところ、協力を快諾してくれた。こんなことってある?
せっかくの申し出を無下にしないよう、さっそく仕事をさぼって新関さんのお宅に伺い、スポーク張りのレクチャーを受けた。実は自分でやってみようと思っていたのだが、「初見で張るのは無理がある」という新関さんの言葉通りだった。ハブのセンター出し、振れ取りともにかなり根気と繊細さを伴う作業に、まったく手伝えず新関さんを見ているだけ。その後、フロントスポークの部品を間違えて購入したことが発覚。フロントは部品がそろった後日作業していただけることに。新関さんの優しさに甘えて日が暮れるまでお邪魔してしまいました。お土産の無農薬野菜も美味しくて、新関さん、この場を借りて感謝申し
上げます。
伝説のRD乗り、新関選手とスポークを張りなおす
➀/ご厚意に甘えさせていただいた新関律雄さんは、90年代はじめに盛り上がったレース“テイスト オブ フリーランス”にて自作のRD400を駆り、OBAR-1クラスでシリーズチャンピオンに輝いた伝説の人。現在はLOCにTX750で参戦中。そんな方に組んでもらうなんて、トミヤマは幸せ者です(涙)。
⑭後日、正しいスポークをお送りしてフロントも組んでいただいた。感謝。一緒に走れるよう頑張ります。綺麗なFZ750とヨタハチが印象的なステキなガレージでした。