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2016.06.08

仮面ライダーは、永遠なり!!

MOTO NAVI創刊15周年特別企画「モーターサイクル・ヒーローズ」02_仮面ライダー/藤岡弘、

1971年に誕生し、今なお新作が作られ続ける「仮面ライダー」シリーズ。
その元祖にして、劇場版最新作の主人公、「本郷 猛」を演じる俳優の藤岡弘、が語る、「ヒーローとしてのあるべき姿」とは?

kamen_4HIROSHI FUJIOKA_藤岡弘、
1946年、愛媛県生まれ。65年に松竹映画で俳優デビュー。映画やテレビドラマ、CMなどで広く活躍しており、現在はNHK大河ドラマ「真田丸」に本多忠勝役で出演中。また、武道家として国内外で真剣を用いた演武を披露しているほか、世界各地の紛争地帯にて、人道支援活動にも打ち込んでいる。公式H P「侍道」→samurai-hiroshi.com

45年間、戦い続けた

 数多存在するバイクにまつわるヒーローのなかでも、世に与えた影響の大きさという点において、この男が演じたキャラクターの右に並ぶものはいないかもしれない。
 そのキャラクターの名は、「仮面ライダー」。第1作の誕生から45年経ったいまも、変わらず愛され続ける主人公の本郷 猛を演じた俳優、藤岡弘、に話を聞いた。
「初代を撮影していた45年前、原作の石ノ森章太郎先生をはじめ、いろんな方と話していたときに、私が〝仮面ライダーはいつ死ぬんですか?〞なんて、変なことを聞いたことがあるんです。すると、石ノ森先生が〝何を言ってるんだ、藤岡くん。仮面ライダーは死んじゃダメなんだ。ヒーローとは永遠に戦い続けるもので、子供の夢を壊してはいけないんだ〞とおっしゃったんです。だから私は先生に、仮面ライダーとは、愛と勇気と正義と希望、そして夢を伝える存在ということを意識しますと伝えて、実際に生きざまを叩きつけるつもりで演じました。むしろ、それが私の中でのやりがいだったんです」
 その後も数々の作品に出演し、藤岡の言葉を借りれば、「俳優道」を追求し続けてきた。その一方で、長年にわたり世界各地の紛争地帯や難民キャンプに赴き、子供たちへ向けてさまざまな支援を行ってきた藤岡。現地のコーディネーターに騙され、支援物資を奪われただけでなく、生命の危機に瀕したこともあるという。それでもなお最前線に足を運び、子供たちと触れ合ってきた藤岡に対し、再び本郷 猛として仮面ライダーへの出演オファーがあったのは15年春のこと。当初は出演することにためらいもあったという。
「45年前の自分をもう一度演じろと言われても、さすがにそれは難しい。見に来てくださるお客さんは45年前の本郷 猛をイメージしつつ、空白の期間を想像して、どのように変わったのか、その変化を見に来るわけですよね。45
年前に仮面ライダーが好きだったファンや子供たちが期待を胸に見に来る。映画館に足を運んでくださった方を失望させる内容にしてしまうわけにはいかなかった。ですが、私は45年間戦い続けてきた男の姿を見てほしかったし、その意義を感じたのでオファーを受けました。幸いにも今回は企画から携わることができたので、台本も練りに練って自分の思いを言葉にしました。さまざまな経験を通し、命の尊さを実感してきたからこそ、それをどうしても伝えたかった」

kamen_1シリーズを通して、仮面ライダーに変身後のフィギュアはいくらでもあるが、変身前(人間の姿)のフィギュアが数多くラインナップされてきたのは、本郷 猛くらいのもの。その人気の高さの証左といえよう。

本郷 猛と藤岡弘、

 俳優・藤岡弘、にとって、仮面ライダー/本郷 猛という存在はやはり特別なもの。およそ半世紀を経てもなお、その情熱は変わらなかった。新作では文字通り、原点に立ち戻って、藤岡は仮面ライダー/本郷 猛を表現した。
「今回の映画では、私の本郷 猛にこめた愛と正義と勇気という想いをもう一度想い起こしてほしかった。想いは45年前とまったく変わっていない。ただ、本郷 猛が過ごした年月をどう表現するか苦労しました。そこで思いついたのが、私がボランティア活動などで得た経験を反映させること。私は世界100ヵ国近く旅をするなかで、多くの修羅場をくぐり、人々の痛みや死を見てきた。その体験は本郷 猛が世界中でショッカーと戦ってきた経験と重なるな、と。そう気づいたときにストーリーも浮かんできたんですよ。当初、最新作の本郷 猛はもっと〝スーパーヒーロー〞然とした、強い存在として書かれてたんです。でもこれは違うんじゃないかと思った。自分としては、本郷 猛の人間としての痛みの部分を見せたかったんです。肉体も魂もズタズタになっているけれど、それでもなお戦い続けるのがヒーローとしての生きざまだと。本郷 猛はヒーローではあるけれど、スーパーヒーローではない。ダメージを受けながらも戦い続ける不屈の精神こそ、本郷 猛だと思うんです。私自身、テレビシリーズの撮影中、左脚を粉砕骨折する大事故を起こして生死の境をさまよいました。大腿骨のなかに鉄の棒を通して砕けた骨を繋ぐ手術を受け、いまも骨を固定した針金は入ったまま。ほかにも肩や指を折ったり、裂傷や打撲は数えきれない。さらには難民キャンプで物資を運んでいるうちに腰もやられてしまった。それが事故の後遺症と重なって腰が悲鳴を上げているから、私も鍛えて筋肉を付けておかないと保たない身体なんです。ただ、腰を痛がる本郷 猛じゃ絵にならないから胸を押さえることにしましたけど(笑)。そういうことも含めて、実際に自分の体験を映像に落とし込んだわけです」」

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写真/安井宏充

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