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2015.01.16

作るうえで目指すものは機能にすぐれた美しいバイク

MOTORCYCLE MAN -オートバイのある人生- Vol.36 中嶋志朗[46works 代表]②

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バイクに向き合うスタンスを決定づけたBMWとの出会い

 26歳の若さで、仲間と共にリトモ・セレーノを設立。それから14年で、カフェスタイルのBMWカスタムを世界的に広め、ヨーロッパ車のビルダーとしての地位を確立した。そして41歳にして、新天地で自分の新ブランドをスタートさせた。こうした事実を並べると、中嶋さんの活動は順風満帆そのものに見える。 
「でも、人生設計とか全然立ててなかったんですよ。特に20代前半の頃なんて、とにかく自分のやりたいことをやっていただけでしたね」
 ショップを始める前は、二輪誌や四輪誌を作る編集者として働いていた。また、つい数年前まで、ミュージシャンのレコーディングやツアーに参加する、プロのギタリストとしても活躍していた。世界広しと言えども、某歌手のサポートミュージシャンとして、紅白歌合戦に出場した経験を持つカスタムビルダーは、中嶋さんしかいないだろう(笑)。
「ギターを弾き始めたのは中学生ぐらい。クルマやバイクもその頃から好きでしたね。当時からレーサーレプリカとかよりも、ちょっとクラシカルなバイクが好きでしたね。中高生の頃は毎日ずーっと、ギターを弾くか、乗り物系雑誌を読んでは将来を妄想してました(笑)。大学生になって、バイトをして買った初めてのバイクは、中古のSR400でした」
 根っからの凝り性で、探求心が旺盛な中嶋さんは、SRについても徹底的に調べあげた。そして、よりディープなバイクの楽しみを求めて、大型二輪免許を取得。20歳の時にはローンを組んで、ドゥカティ・スーパースポーツを購入した。
「もう、意気揚々ですよ。大学生なのにこんなバイクを買って、俺はスゴイし、速い! ってね。そんな時、大学のジャズサークルを通じて仲良くなった先輩に、ツーリングに誘われたんです。BMWのR100 GSに乗っている人で、いわばオフロードバイクのようなおっさんバイクです。こっちはスーパースポーツだし、余裕だろうと峠に行ったら、先輩に全く付いていけないんですよ。なんなんだBMWって⁉ と思いました。その時にマシンじゃなくて、ライダーのスキルで速い人が格好良い。速そうじゃないバイクで速いのが格好良いと、感化されたんです」
 中嶋さんは、すぐにドゥカティからBMW・K75に乗り換えた。当時はBMWのフラットツインが高額すぎて、手が届かなかったのだ。ちなみに、中嶋さんが「バイクの師匠」と呼ぶ先輩はリトモ・セレーノを立ち上げる仲間の一人になったというから、縁は不思議なものである。

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中嶋志朗/SHIRO NAKAJIMA
1973年埼玉県生まれ。2001年にBMWや、モトグッツィなど70 ~ 90年代ヨーロッパ車を扱うカスタムショップ「Ritmo Sereno」を設立。2014年4月より「46works」を立ち上げ、八ヶ岳南麓にファクトリーを構えた。カスタムバイク製作とメンテナンスを中心に、クラシックカーのパーツ製作、オリジナル家具の製作を手がける。クラシックレースやツインレース等にも多数参戦している。

文/齋藤春子 写真/峯 竜也

→MOTORCYCLE MAN -オートバイのある人生- Vol.36 中嶋志朗[46works 代表]③

 

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