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小林夕里子

小林夕里子

4カ月前 - 2017.04.10

南インドカフェ紀行【4】チェンナイにコーヒートレンド最前線あり!

インドで紅茶が作られるようになったのは、19世紀半ばのこと。
対して、コーヒーがもたらされたのは17世紀。
紅茶のイメージが強いインドだけれど、
実はコーヒーのほうが歴史が古い。

コーヒーが紅茶の影に隠れてしまったのにはワケがある。
19世紀にコーヒーの大敵である「サビ病」が流行して農園が全滅したのだ。
けれどその後、彼ら持ち前のパワーでもって、
病気に強い品種の栽培に成功。
世界でもトップクラスの生産量を誇るコーヒー大国に返り咲いた。

 

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南インド伝統のコーヒーは、
初めからたっぷりのお砂糖とミルクが入っていて、
チャイのように高いところから繰り返し注いで泡立たせる。
香辛料をきかせた「マサラコーヒー」というものもあるそうで、
とにかく甘くてスパイシーなものが大好きな人々である。
そんな彼らにもここ1、2年で新しいコーヒーの風が吹き込んでいるという。
チェンナイのニューウェーブにぜひとも触れてみたい!
今回のカフェ旅を締めくくるべくやってきたのは、
市の中心地からほど近いホテルの敷地内に2年ほど前にオープンしたという、
その名も”The Brew Room."(お茶やコーヒーを淹れる部屋。)

 

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こちらの売りはなんと言ってもコーヒーの抽出方法の豊富さ。
伝統のインディアンコーヒーはもちろん、
トルココーヒー、イタリアンエスプレッソ、
エアロプレス、ケメックス、サイフォン、
フレンチプレス、水出しと、
8種類もの淹れ方に対応している。
日本でこれほどの選択肢が用意されたカフェを私は知らず、
席に着くなりコーヒー大国の底力を見せつけられて早くも興奮!
一方で、マクドナルドで出てくるアイスコーヒーでさえも初めから砂糖入りであるここ甘党王国で、
ブラックのアイスコーヒーが飲める数少ないカフェとしても人気を集めているそうだ。
ということで、早速アイスコーヒーをお願いしてみた。

 

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きたきたきたー! ドラフトコーヒー!!
ビールのようにサーバーから泡を注ぎ入れてアイスコーヒーの上面にふたをすることで
コーヒーの香りを封じ込めた、サードウェーブを象徴するコーヒースタイルがいきなりお出ましである!!
まるでミルクを使っているかのようなまろやかな口当たりと、
ひと口めのコクと香りの高さがたまりません♡
怖いもの見たさで、激甘承知でオーダーしたチョコレートケーキも、
予想に反して甘さ控えめのしっとりとした大人の味わいで、
トレンディーなコーヒーとのマッチングは抜群。

 

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「でも、さすがにこの色は激甘でしょう!」
と懲りずに追加オーダーしたカップケーキも、
レモンの効いたミルククリームがさっぱりとして、なんともアダルト。
あまりに隙がないので、
フランスあたりに本店のあるカフェのチェーン展開なのかしら? と思いボーイさんに尋ねてみると、
「100%インドオリジナルですよ」
とニッコリ返された。ぎゃっふーん。

 

見ず知らずのおじちゃんたちと一緒に雰囲気ごと楽しむチャイスタンドから、
最新のコーヒートレンドを体感できるおしゃれなカフェまで、
振り幅の広い南インドのカフェカルチャー。
その懐の深さに、ますますインドは謎めいて、
旅の続きを最後のひと口に誓った、麗しのカフェタイムでございました。

 

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4話にわたってお届けした南インドカフェ紀行、
長らくのおつき合いをありがとうございました。

先月の東京モーターサイクルショーで、
インドのモーターサイクルメーカー、ロイヤルエンフィールドさんのブースにて、
この旅についてのトークショーをさせたいただきました。
カフェ紀行を通じて南インドに興味を持たれた方、よろしければごらんくださいね。

 https://youtu.be/tpfeRaJVpb4

 

 

 さあ春です。レッツ、カフェライド!

 

小林夕里子…ライフスタイルエッセイスト。「アクティブ&ナチュラル」をキーワードに、執筆やメディア出演を通じてバイクのある暮らしの喜びを女性の視点から発信。MOTOアウトドアブランド「nomadica」代表。

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